薬剤師教育研修事業
北薬会が一般の同窓会と違うところは、同じ薬剤師職能を持った仲間たちであることです。
このため「生涯学習事業」は本会の事業においても重要な役割を担っています。
本会最初の生涯学習事業として、昭和61年8月10日に北海道薬事会館において道央支部主催の第1回卒後教育公開セミナーが開催されました。記念すべき第1回講師には本学の坂東英雄教授(当時)と「ひらい内科小児科医院」の平井隆之先生をお招きしました。
その後、第4回までは開催日を日曜日としておりましたが、第5回目からは場所を教育文化会館に移し、金曜日の午後6時30分開始とし、多くの卒業生に受講してもらうよう試みて参りました。
各方面より講師をお招きしながら進んできた本セミナーは、平成5年5月第28回から道央支部単独開催から本学と同窓会、(財)日本薬剤師研修センターとの三者による、共催事業として、再出発をすることになりました。本学の卒後教育委員会と同窓会とよる連絡委員会を組織し、運営を行ってまいりました。その後、平成10年5月開催の第48回より本学が主催者となり、同窓会は共催という形態に移り「薬剤師教育研修事業」として現在に至っております。
2011年に100回を迎えた本事業は、今後も本学との連携を強化し現場の薬剤師の求めに的確に対応しながら、時節に適した講演内容を計画していく必要があります。
教育研修事業の進展は、本学と同窓会各支部との結びつきを一層強化することにも貢献しております。
昨今は年4回開催のうち1回は札幌市以外の地方都市で開催しております。第52回(平成11年)の室蘭市(道南支部)での開催を皮切りに、第56回(平成12年)帯広市 (道東支部)、第60回(平成13年)旭川市(道北支部)、第64回(平成14年)函館市(道南支部)、第68回(平成15年)盛岡市(東北支部)と各都市を回り、学長先生はじめ、講師となる方も本学の先生にお願いをして、卒業生との触れ合いを大切に行ってきております。先生方を囲みながら、会員相互のコミュニケーション作りと支部活性化に繋がる重要な事業であると考えます。